(4)中学校の進路指導について
本県が、「業者テストの偏差値による進路指導」を排除したのは平成5年のことです。前年の10月に当時の竹内教育長が、県内の中学校に対し業者テスト結果である偏差値を私立高校に提示することを禁止したことが発端でした。ただそれは、業者テスト結果による私立高校の「青田刈り」を避けるためでした。しかし、当時の文部省は、偏差値による進路指導そのものを排除したのであります。その結果、どうなったか。やめた後のシステム作りがなされていないために、進学指導する側にも本人にも目安となるものがなくなってしまい、受験生は、不安の中受験しているのが現状です。あげくに、塾に頼り、私立高校に対する塾推薦という形まで生まれています。塾に行けない生徒はどうするのでしょうか。私は、偏差値を再導入せず、受験生の不安を少しでも解消し、励ましとしての進路指導ができるよう以下提案いたします。
まず、二つの情報開示です。その一つは、学校ごとの細かな選抜基準を高校側から中学校へ開示することです。これにより、中学校での進路指導がよりきめ細かくなります。二つは、本人個人への調査書の開示です。さらに、中学校で県内統一の学力評価テストを実施できれば、自らの学習の到達度をより客観的に知ることができ、調査書と併せて自身の志望校決定の目安とすることができます。ただし、統一的な学力テストについては、偏差値至上主義に陥ってはなりません。過去の反省を踏まえて、生徒の目線に立った新たな「目安」を提供するために提案いたします。以上、教育長のご見解をお伺いいたします。
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